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汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~5/5  書き起こし

Posted by vickywallst on 25.2012 原発   0 comments   0 trackback
汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~5/5


先天的な病気を持つ子供の数も調べました。
ベラルーシでは、以前から先天異常の研究が行われていた為
事故前のデータがあります。

調査の結果、事故後、先天的病気を持つ子供の数は、およそ、2倍に増えて居ることがわかりました。

11_20120325092543.jpg

IAEAは、事故による遺伝への影響を一貫して認めていません。
「発見と報告の制度が整備された事で、先天的異常の子供の登録数が増えた」
としています。

2人は、新たな調査を始めています。
ベラルーシ各地で生まれた先天的な病気を持つ137人の子供と
その親の染色体を調べたのです。

子供に見られる血液の細胞の染色体異常が、親にも見つかれば
親にも先天的な病気があり、それが受け継がれたものと考えられます。
親に染色体の異常が見られない場合は、被爆も含む何らかの理由によって
親の生殖細胞の染色体に、突然変異が起きたと考えられます。

その突然変異の割合を汚染地と、それ以外の地域で比べました。

子供の先天的な病気が、親の生殖細胞の突然変異によっておきた割合は、
汚染のほとんどない地域では、68% (110人中75人 )
これに対して汚染地では89% (27人中24人 )に達しました。

調べた親子の数は、まだ少なく、2人は、更に調査が必要だと考えています。

「少ない線量で、染色体が異常があって、それが次の世代に伝わって
染色体の疾患、
異常じゃなくて、異常が伝わって疾患が生じるワケで。。。
それは、充分に考え得る事で、これは、長期にわたって観察しないと結論がまだ出せない段階
だと思います。」

佐藤さんは、ラジューク博士と共に、調査で染色体の異常が見つかった人との交流を続けています。
この日は、首都ミンスクのアパートに暮らすある一家を尋ねました。

ビクトル・マシコさんの家族です。

マシコさんの3人の子供と甥と姪
合わせて5人のうち4人に染色体の異常が見つかってます。

一家は、チェルノブイリから60kmのゴメリ州ナローブリャに5年間住んでました。
大量のセシウムがまき散らされた地域です。

長女のオリガさん、20歳。
生まれて6ヶ月の時事故が起き、5歳まで汚染地で暮らしました。
このアパートに移った後、血液細胞に染色体の異常が見つかりました。

「これがオリガです。事故から5日後に撮った写真です。
人生の中で最悪の日ですよ。
この日まで、事故の事は、何も知りませんでした。」

「メーデーでバンザイと叫んでましたよ。
私達は、5年間汚染地帯に暮らしてました。
ですから娘達の子供更にその子供に何かが起こるかもしれません。
何も異常が無いことを祈るだけです。」

血液細胞の染色体異常は、遺伝に直接繋がるワケではありません。
健康にも、今の所、問題はありません。
しかし、幼い頃、5年間被爆していたという事実は、オリガさんに重くのしかかっています。

「傍目には元気に見えるかもしれませんが、忘れる事はできません。
放射能、事故、そこからは、逃げられないのです。」

佐藤さんの妻は、原爆の被爆者です。
同じ不安を抱えてきた広島の被爆者のことを話すなどして、オリガさん達を支えています。

「この家庭も、特に、明るく生きていこうという前向きな姿勢は、非常に共感できますが
それだけに、その裏には、深い背負ったものがあるだろう。
20年はひとつの節目ですけど、別な視点で見ますと、今からがまた、様々な問題の始まりといいますか
そういった子供さんが成長して、また、次の世代に移っていくという、意味では
今からが、また新しい問題が始まっていくと思ってます。」

去年9月、IAEAが出した報告には、会議に参加した各国の専門家や公的機関から異論が相次ぎました。
批判を受けたIAEAは、先月、改訂版を発表しました。
何カ所か修正が加えられています。

・癌による正確な死傷者数は、推定が不可能とした上で
リクビダートルの死者を50人としていた記述を、現在把握できているのは、50人と改めました。
・白血病については、増加している証拠を掴むのは、到底無理だという表現が削除され
かわりに、調査を継続すべきという一文が加わりました。
・遺伝的な影響についての記述には変わりがなく、この程度の線量では、起こりえないとしています。

リクビダートルが暮らすウクライナのアパートです。
この日も癌で亡くなった住民の葬儀が行われていました。

ベラルーシ、ゴメリの被爆者専門病院。
この3ヶ月で15人が白血病で亡くなりました。

ブラフコさんの病状は更に悪化しています。
一切の面会は、謝絶。
正常な白血球は、ほとんど失われていました。
妻のナターシャさん
医師から、助かる見込みはほとんど無いと告げられていました。

(ブラフコさん)
「話す事もうまくできないんだ。
喉が痛いし、
窓も開かないのに、なんでおれは、風邪をひくのかな?
でも、前を向かないと、もがかないと、溺れてしまうからな。
生きたいよ、家族の為に


人類史上最大の核汚染、チェルノブイリ原発事故から20年。
事故の幕引きの動きがある中、真実を突き止めようとする医師達の治療と研究が続いています。
500万人を超える被爆者に何が起きているのか、
明らかにされるのは、これからです。
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